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自賠責保険以外の自動車保険は、基本的に加入する義務は存在しません。 そのため、どの保険に入っても、入らなくても、運転する上で問題はありませんが、任意保険に一切加入していない人は、全体の2割程度と言われています。 つまり、5人に4人は加入しているという事です。
なぜ、それだけ多くの人が、任意保険に加入しているのかというと、その理由はやはり、「事故相手に対する責任」に他なりません。 もし人身事故を起こしてしまい、相手に大きな怪我を負わせてしまった場合、あるいは死亡させてしまった場合、その賠償額は億単位に上る可能性があります。
それだけのお金を所持していればまだしも、恐らくほとんどの人は持っていないでしょう。 そうなると、当然、自賠責保険だけでまかなえる額でもなく、支払いは困難を極めます。 それは、事故に遭わせてしまった人やその家族に対して、あまりにも不誠実でしょう。 そういう意味でも、車を運転する上では、「事故を起こしてしまった時の最低限の責任」として、任意保険に加入するのが一般的な常識という事になります。
ただ、任意保険に加入していれば良いという問題でもありません。 自動車保険は比較的、種類が多い保険に分類されます。 つまり、他の様々な保険と比較して、適用範囲に気を付ける必要があるという事です。
たとえば、対物賠償保険にのみ加入していて人身事故を起こしてしまったとなると、保険金は自賠責保険の分しかおりません。 そうなってしまうと、任意保険に加入している意味がありませんね。 つまり、どういった事故を想定して、保険の適用範囲を決めるかという点が、自動車保険に加入する上では重要となってきます。
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