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対人賠償保険同様、任意保険の中でも特に重要とされる「対物賠償保険」。 これも、運転免許証保持者の全体の7〜8割が加入している自動車保険です。 数多くの保険会社が複数のプランを用意しているため、比較検討する機会が多い保険でもあります。
そんな対物賠償保険は、基本的には「物損事故」に対する補償が行われる自動車保険です。 この物損には、自動車も含まれます。 そのため、たとえば他の自動車と追突事故を起こし、自分に非があった場合には、その相手の自動車の補償という形で保険金がおります。 また、その他にも、他人の家の塀や花壇などを壊した場合にも、この対物賠償保険の対象内になります。
また、対人賠償保険と比較し、「第三者に対する補償」という点において共通している事から、同時に加入する人が多いのも特徴ですね。 そのため、自分自身の自動車が事故によって破損した場合や、親や子供、配偶者などの身内の車と衝突した場合などは、保険の対象外となってしまいます。 この点は注意が必要ですね。
ただ、身内に対して範囲外になるという以外は、非常に幅広くフォローしてくれる自動車保険です。 電柱やガードレール等の、個人の所有物ではない物に対してや、事故によって営業損失、休業損失が発生した場合に関しても、補償が行われます。 たとえば、アクセルとブレークを踏み間違えてコンビニなどの店舗に突っ込んでしまい、店舗に多大な被害を与えたという事故がよくありますが、こういった場合においても、物損に関してだけではなく、営業損失分も加味された保険金が支払われます。
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